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VizVidマニュアル

VizVidの使用をご検討いただき、誠にありがとうございます!

VizVidはVRChatに向けて開発している、汎用的な動画プレイヤーのフロントエンドです。ラウンジで皆で楽しんでいただける動画/ライブ配信プレイヤーだけではなく、大規模イベント、さらに展示会やショーケース・ブースにも対応する、汎用性が満載の動画プレイヤーになります。柔軟に構築されたガジェットのように、裏蓋を開けたら簡単に調整可能で、ユーザーの必要に応じて簡単に改変できます。

Note

このマニュアルは v1.3.0 以降に対応しており、一部の内容は古いバージョンと異なります。

導入方法

Unityヒエラルキーを右クリック、Vizvid > Video Playerを選択。

プレイヤーにはいくつかのバリエーションが存在します:

また、画像のように、分割されたプレイリストの移動・無効化をすることができます:

再生速度制御の有効化

VizVidは再生速度の制御ができます。この機能を有効化するには、AVProや、その「スタブ (再生速度機能を連動させるプログラム)」を事前に導入が必要です。

以下の方法から一つを選んでください:

  • スタブをプロジェクトにインポートします (一回だけでOKです。)
  • AVProトライアル版をインポートします。
  • AVPro有料版をインポートします。 (安くないプラグインなので、この機能を有効化するだけなら、強めにおすすめしません。)

画面の追加

Unityヒエラルキーにあるプレイヤーオブジェクトを右クリック、VizVid > Additional Controls > Screenを選択すると、画面が追加されます。

Note

注記:VizVidはいくらかのシェーダー交換性を持つように設計されています。iwaSync3向けに設定されたシェーダーを使う場合はそのまま流用しても大丈夫ですが、カスタムシェーダーなど、再生画面が特殊な構成で組み込まている場合、インスペクター設定の調整が必要な可能性があります。

オーディオソースの追加(サラウンド)

オーディオソース (スピーカー) を追加することで、マルチチャンネル・サラウンドなどの構成が可能です。(追加されたオーディオソースはAVProのみ対応していて、Builtin Playerには対応していませんので、予めご了承ください。)

プレイヤーオブジェクトを右クリック、VizVid > Additional Controls > Audio Sourceを選択すると、オーディオソースが追加されます。

プレイヤーコンポーネントのインスペクターにある「Setup Speakers」をクリック。

新規操作パネルの追加

VizVidは柔軟な構成を狙うため、操作パネルも同じ考え方で設計されており、複数の操作パネルが存在しても、同一のプレイヤーコアに繋がられます。様々な用途に合わせて、操作パネルのプレハブは3つのバリエーションを用意しています:

  • On-screen:すべての操作パネルは画面に内蔵するため、余分なワールド空間は不要、リラックス系ワールドにはおすすめです。 プレハブ名は「Screen With Overlay」です。
  • Separated:操作パネルを表示するため、一部ワールド空間を使いますが、オーバーレイパネル操作が苦手な方にはおすすめです。
    プレハブ名は「Default UI」です。
  • Narrow:再生画面に付けない・表示しない方にはおすすめです。
    プレハブ名は「Default UI (Narrow)」です。
  • Narrow with Alt. URL:Narrowとほぼ同じですが、対応プラットフォーム (PC、Questなど) に合わせて、それぞれの入力欄が用意しています。クロスプラットフォーム会場に、臨時的URLを入力する場合、RTSPやRTSPTなど、各プラットフォームに合わせたURLの入力が出来ます。 プレハブ名は「Default UI Dual Input (Narrow)」です。

Unityヒエラルキーにあるプレイヤーオブジェクトに右クリック、追加したい操作パネルを選択して、新規操作パネルが追加されます:

  • VizVid > Additional Controls > On Screen With Controls with Overlay
  • VizVid > Additional Controls > Separated Controls
  • VizVid > Additional Controls > Separated Controls (Narrow)
  • VizVid > Additional Controls > Separated Controls (With Alt. URL Input, Narrow)

プレイリストの追加・インポート・エクスポート

プレイリストは事前に組み込まれ、「Playlist Queue Handler」ゲームオブジェクトで管理してます。他のプレイヤーと異なって、複数の操作パネルが入っても、同一キューのプレイリストを操作ができます。プレイリストの管理方法は以下の通りです:

  1. ヒエラルキーにある「Play List Queue」オブジェクトを選択します。
  2. 「Edit Playlists」ボタンをクリック。
  3. 表示する編集ウィンドウに、以下の操作ができます:
    1. プレイリストの作成・消去
    2. 他の動画プレイヤー・YouTubeからのプレイリストをインポート
    3. JSONファイル経由で、プレイリストをインポート・エクスポート
  4. 編集終わったら、「save」ボタン押して、編集ウィンドウを閉じると完成です。

現在プレイリストのインポートを対応しているプレイヤー:

  • VizVid (そうです!同じワールドに実装した複数VizVidプレイヤーは、プレイリストの相互インポートができます!)
  • USharp Video
  • Yama Player
  • KineL Video Player
  • iwaSync 3
  • JT Playlist
  • ProTV by ArchiTech
  • VideoTXL

インポートするとき、プレイリストを込めたゲームオブジェクトをドラッグして、VizVidプレイリスト編集ウィンドウにドロップ。

Note

注意:ドロップ場所によって、異なる結果があります。左半分にドロップする場合、新規プレイリストとして作成されます。右半分にドロップする場合、選択しているプレイリストの適用性によって追加されます。

ピックアップスクリーンの追加

このコンポーネントは元々 山の豚 が作りました、ローカルで拡大・縮小機能を備えてピックアップスクリーンです。VizVidはこの機能を適用できるように、書き直して実装しています。

Unityヒエラルキーにあるプレイヤーオブジェクトを右クリック、VizVid > Additional Controls > Pickupable Screenを選択して、ピックアップスクリーンが追加されます。

オーバーレイ操作パネルの追加

プレイモードによって、Instanceに参加している全員に対し、ミニ操作パネルを表示することができます。VRモードは腕に表示され、デスクトップモードはモニターの隅に表示されます。音量調整や再同期 (Re-Sync) の操作ができます。

再同期 (Re-Sync) ボタンの追加

ライブ配信イベントに参加中のユーザー向けに、オーバーレイ操作パネルにある再同期ボタンの代用品として「Re-Sync Button」および「Global Sync Button」の2種類の再同期ボタンを用意しています。各ボタンは、ローカル再同期とグローバル再同期の機能に対応しています。

テーマカラーの改変

簡単にテーマカラーを変更できます。「Color Config」というスクリプトを使用して、変更したいUIコンポーネントの色を調整し、「Apply」または「Apply to All」ボタンを押すだけで変更が適用されます。「Apply」は現在調整中のUIにのみ適用され、「Apply to All」はすべてのVizVidコンポーネントに設定を適用します。

ユーザー接近の自動再生設定

VizVidは、ユーザーが特定のエリアに入る時に再生、離れると停止、ブース向けの機能を対応しています。

この機能を有効化するには、ヒエラルキーにあるプレイヤーオブジェクトを右クリック、VizVid > Additional Controls > Auto Play On Near (Local Only)を選択します。2つのトリガー方法をご用意しています。コライダーを使う場合は、サイズを設定すると完成です。コライダーを使わない場合は、距離を設定すると完成です。

動画を再生する時、ワールドBGMの自動フェードアウト

動画プレイヤーに動画・音楽などのコンテンツを楽しんでる間、ワールド内蔵のBGMと混ぜると、決して良い経験ではありません。そのため、BGM音量制御コンポーネントをご用意しました。このコンポーネントは、ワールドのBGMオーディオソースに追加できるように設計されています。

このコンポーネントを追加するには、オーディオソースを入った、実装済みBGMゲームオブジェクトを選択して、インスペクターの「Add Component」で、VizVid > Components > BGM Volume Controlを選択します。

次に、追加されたコンポーネントの中、Coreの右にある「Find」をクリックし、または、動画プレイヤー自身をここにドラッグします (複数VizVidが存在する場合におすすめ)。ここで音量や他の設定を調整することができます。

以上で完了します!

Text Mesh Proへの移行

VRの中に、文字を綺麗に表示にするため、レガシィテキストの代わり、UnityとVRChat SDKは、TextMeshPro (TMPro) の使用は推奨しています。VizVidはv1.0.32以降、TMProへの移行に対応しています:

  1. Default UI・オーバーレイ操作パネル・再同期 (Re-Sync) ボタンなど、最も上の階層のUIゲームオブジェクトを選択します。
  2. Unityメニューバーに「Tools > VizVid > Migrate TMPro Components」を選択して、この後はスクリプトに任せてください。
  3. はい、終わり。
Note

注意:この手順は、シーンがあるオブジェクトのみ適用され、その以降アップデートで追加されたUI要素や、手動で追加/置換えたUIオブジェクトには適用されませんので、追加/置換えた対象になったオブジェクトに、再度この手順を行ってください。

Unityエディター内TMProに移行したVizVid、英語以外のテキストが豆腐 (→□) に表示された場合、この記事をご参照ください:TextMeshPro in VRChat

ユニークストリーミングキーの自動発行

VRChatで音楽活動しているグループとして、事前にアサインされたストリーミングキーを入れたいのに、他のインスタンスやユーザーに邪魔されないよう、こういう事前準備の大変さはよく知っています。そのため、v1.3.0から、ユニークストリーミングキーの自動発行機能を実装しました。

使用方法:

  1. ヒエラルキーにある、VizVidのオブジェクトに右クリック、VizVid > Additional Controls > Stream Key Assignerを選択します。
  2. デフォルトの場合、新たなオブジェクトが作成されます。ヒエラルキーには、表示される画面がこのように見えます。
  3. 使用するストリーミングサービスによって、Steeam Key TemplateStream URL Template,また Alt Stream URL Templateを編集し、Generateをクリックします。 (Key CountとUnique IDに関して、ストリーミングキーが100個、また英数半角5文字は十分のはずですが、再調整が出来るため、ストリーミングサービスの都合で調整が行えます。)
  4. オブジェクトを配置、完了。

バンドルの仕組み

Unityヒエラルキーにあるプレハブは、以下の通りになります:

  • VVMW
    • Builtin Module
    • AVPro Module
    • Playlist Queue Handler
    • Locale
    • Default Screen (オーバーレイ版以外)
    • Default Audio Source
    • Default UI / Screen with Overlay
      • Screen (オーバーレイ版のみ)

順次に説明します。

VVMW (Game Object)

これはVizVidの頭脳であり、VizVidの同期 (有効化の場合のみ)や制御をしています。インスペクターに表示されるオプションは以下になります:

  • (こちらは、Playlist Queue Handlerを無効化して、リンク解除の場合のみ表示されるオプションです)
    • Default URL:ユーザーがInstanceにJoinする時、自動再生されるURLです。
    • Default Quest URL:Quest/Androidユーザー向け、代わりに再生されるURLです。入力しない場合、Default URLが再生されます。
    • Auto Play Player Type:自動再生URLを読み込む「モジュール」です。
    • Loop:リピート再生の有効化を選択します (プレイヤーUIで変更できる)。
  • Auto Play Delay Time:ワールドに入った時、自動再生URL読み込みの遅延設定。複数のプレイヤーが存在する場合、読み込みレート制限を掛けないように設定です。もしシーンに存在するプレイヤーはVizVidのみ場合、数値をそのままにして大丈夫です。Rate Limit Resolver がリクエストを適切に処理します。
  • Total Retry Time:読み込み失敗の場合、再読み込み回数の上限設定。
  • Retry Delay:再読み込みの遅延設定。
  • Time Drift Detect Threshold:再生の時間ドリフトが設定値に超えた場合、オーナーの再生時間と再同期します。動画再生時間が前後に飛んだり、再生時間ドリフトが激しいなど問題を防ぐため、設定値をあまり変えないようをおすすめします。
  • Player Handlers:プレイヤー/ビューアコンポーネントの「モジュール」です。未使用のモジュールを外す以外、基本的には改変のは要りません。モジュールについてはBuiltin Module / AVPro Module / Image Moduleをご参照ください。
  • Default Texture:設定なしの場合、既定値のテクスチャが表示されます。任意のテクスチャの変更は自由ですが、シンプルにしたい場合、既定値そのままをおすすめします。
  • Video Screen Target (番号):映像テクスチャを表示するコンポーネントです。任意のマテリアル・レンダラー・UI Raw画像コンポーネントの使用が可能です。三角で格納しているオプションは高度な設定です。サードパーティーシェーダーで映像テクスチャを使用する場合除き、基本的に調整しなくても構いません。
  • Add Video Screen Target:追加映像画面ターゲットを使用するには、対応可能なコンポーネントをここにドラッグします。
  • Audio Sources:リストに表示するオーディオソースは、プレイヤーの音量調整に制御され、動画の音声を再生します。Builtin Playerの場合、一個のオーディオソースのみ対応します。AVProの場合、最大8個のモノラルオーディオソースに対応しています。つまり、左チャンネルの音源は左のオーディオソースに設置、リアスピーカー音源を後ろ左右にあるオーディオソースに設置など、複数独立したオーディオソースの設置が可能です。スピーカー配置完了すると、「Setup Speaker」をクリックすることで、自動的にマッピングします。(複数AVProプレイヤーが存在する場合、手動マッピングが必要になりますので、予めご了承ください。)
  • Default Volume:デフォルト音量を設定します。
  • Synced:ユーザー同士の再生同期を行うかを設定します。ブースに接近の自動再生など、各自ローカルで再生させたい場合に、設定を外します。制御用UI外せない限り、ユーザーは各自でプレイヤーを制御することができます。
  • Audio LinkAudio Linkへの対応。再生するとき、音声データをワールドに設置されたAudio Linkに送信します。
  • Targets:カスタムスクリプトの統合に対応するため、ここでアサインされたUdon (sharp) に、イベントデータを出力します。(統合したい方は、各自ソースコードを読んでおいてください。ソースコードに関する記事は提供していませんので、予めご了承ください。)
  • Realtime GI Update Interval:リアルタイムGIを更新する間隔。無効化するには、0に設定すればOKです。Light Probe・Realtime GIなど、ワールドと画面レンダラーに設定することで、この機能の使用ができます。

Builtin Module / AVPro Module / Image Module

動画再生 / 画像表示用モジュールです。バックエンドの動画プレイヤー / 画像ビューアをVizVidのフロントエンドに接続するゲームオブジェクトです。オプションは以下になります:

  • Player Name:UIに表示するプレイヤー / ビューアの名前です。名前を変更するか、またlang.jsonファイルの改変か、ローカライズを行えます。
  • Materials, Texture Property Name:基本的にこの設定を調整する必要はありません。バックエンドのプレイヤー / ビューアから、画面を取得するものです。
  • Maximum Resolution:動画解像度の選択が可能の場合、設定値の高さの映像データを読み込みます。デフォルト値は1080です。
  • (※AVPro限定オプション) Use Low Latency:ライブ配信を視聴する場合、低遅延モードの有効化設定です。
  • Primary Audio Source:音声データをオーディオソースに優先送信する設定です。Builtin Playerの場合、これは唯一の出力源になります。Audio Linkを設定している場合、オーディオソースから流れた音をAudio Linkに送信します。
  • (※AVPro限定オプション) Use Filcker Workaround:極めて軽微な処理負荷をかかりますが、画面の点滅を回避するソリューションでございます。技術的に言えば、映像テクスチャの反転されてしまうやカラースペースの問題も修正され、とくにシェーダーを対応させることは要りません。
  • Bilt Material:画面点滅回避用の臨時マテリアルです。そのままにしてください。

Playlist Queue Handler

再生キューを管理するオプションのコンポーネントです。プレイリストの管理と再生キューの有効化の設定ができます。

  • Core:VVMWに接続用コンポーネントです。設定されていない場合、「Find」をクリックして設定を行います。
  • Enable Queue List:有効化にすると、動画再生の間に追加したURLは、キューリストに入れます。ある程度再生マナーを持ちたい方におすすめします。
  • History Size:再生履歴の数を設定します。 0より大きい値に設定すると、キューリストの側に、再生履歴が表示されます。VizVidに入力したURLと入力者が再生履歴に記録され、再生履歴からURLを選択すると、素早く再キューイングすることができます。 値を0に設定すると無効化になります。 (事前に組み込まれたプレイリストは記録されません。)
  • Edit Playlists…:事前に入れるプレイリスト編集用コンポーネントです。
    調整可能な項目は以下になります:
    • Reload:編集内容を破棄し、インスペクターにリロードします。
    • Save:編集内容を保存します。自動保存は行えませんので、編集完了後、必ずsaveをクリックしてください。
    • Export All:すべてのプレイリストをJSON形式で書き出します。
    • Export Selected:選択したプレイリストをJSON形式で書き出します。
    • Import from JSON:前回保存したプレイリストのJSONファイルをインポートします。インポートする時点で、追加・上書きを選択するプロンプトウィンドウが表示されます。
    • Playlists:事前に入れたプレイリストです。追加・消去・並べ替え・名前変更ができます。
    • <プレイリスト名>:プレイリストを選択すると、以下の編集ができます:
      • Title:プレイヤーに表示するタイトルです。
      • URL (PC):動画のURLです。YouTube・Twitch・SoundCloud・RTSP・RTMPなどのURLに対応します。
      • URL (Quest):Quest / Android ユーザー向けURLです。RTSPTなど、Androidプラットフォームに対応しないURLに対して、代用のURLを入れます。(入れない場合は、PC用URLを流用します。)
      • <Builtin / AVPro Player / Image Viewer>:再生/表示するモジュールを事前に指定します。ライブ配信やSoundCloudなど、AVProが必須の場合に指定することができます。
      • Load Playlist from YouTube:YouTubeプレイリストを入力することで、選択するプレイリストに追加されます。
      • Fetch Titles:動画タイトルを取得します。現時点はYouTubeのみに対応します。
  • Default Playlist:ユーザーがJoinする時、デフォルト選択するプレイリストです。
  • Auto Play:有効化することで、ユーザーがJoinする時、設定したDefault Playlistを自動再生します。接近自動再生を使用する場合、この機能を無効化し、こちらの説明に従い行ってください。
  • Auto Play Delay Time:ワールドに入った時の自動再生URL読み込みの遅延設定。VizVidだけではなく、同じワールドに、自動再生を掛けた、複数のプレイヤーが存在する場合、読み込みレート制限を掛けないよう、5の倍数を設定して、読込時間をずらしておいでください。
  • Default Loop:事前にリピート再生を有効化に設定します(プレイヤーUIで変更できます)。VVMW (Core) の設定と違い、こちらの設定はプレイリスト・キューリストのリピート再生を入れます。
  • Default Shuffle:事前にランダム再生を有効化に設定します(プレイヤーUIで変更できます)。
  • Locked:事前にプレイヤーをロックします。Udon Auth (有料) や他互換性あるスクリプトに対応します。
  • Target:VVMW本体と同じく、カスタムスクリプトの統合用です。

プレイリストを追加するには、こちらのセクションをご参照ください。

Locale

ロケールマネージャーです。テキストの追加や改変はここで行えます。

また、高度な使い方に関しては、VizVidを抜いた状態でも使えます。Language Reciverを使って、他のテキストコンポーネントと合わせて、自分のロケールインターフェイスを作れます。

Rate Limit Resolver

デバウンス (一定の時間に待機) で、レート制限対策用モジュールです。 調整オプションはありません。

Default Screen / Screen

デフォルトの画面です。詳しくは、こちらのセクションをご参照ください。

Default Audio Source

デフォルトのオーディオソースです。詳しくは、こちらのセクションをご参照ください。

Default UI / Screen with Overlay

デフォルトのUIです。基本のプレイヤー制御ができます。詳しくは、こちらのセクションをご参照ください。

サードパーティーへ製品の対応

Udon Auth

VizVidはUdon Authに対応しています。イベント会場にて、Staff Only専用などの用途に設計されたギミックに対するOTPソリューションです。こちらのBoothの購入をご検討ください。

  1. Udon Authを組み込まれた前提で、Lockコンポーネントを選択し、Custom Callbacksの「+」ボタンを押してください。
  2. VizVidの「Playlist Queue Handler」を、追加されたCustom Callbacksにドラッグしてください。
  3. VizVidの「Playlist Queue Handler」を選択し、Lockを有効化してください。

Udon Authを使用しない場合、自作アンロックギミックの使用も可能です。_OnUnlockのカスタムイベントをPlaylist Queue HandlerにあるUdonに送信すれば、ロックが解除されます。

VizVidはAudioLinkに対応しています。こちらのセクションを参照し、セットアップを行ってください。

AVProのマルチチャンネルでAudio Linkを使用する場合、プレイヤーに制御されない、ほぼ無音のオーディオソースを使って、Audio Linkに送信します。

2つの実装方法があります。

  1. Audio Linkに提供された「Audio Input」を使う:
    • AVProプレイヤーモジュールを、AudioLinkゲームオブジェクトの下にある「Audio Input」のVRC AVPro Video Speakerコンポーネント中のVideo Sourceにドラッグします。
    • AVProプレイヤーモジュールを選択して、Primary Audio Source設定を「Audio Input」に入れます。
  2. 追加のオーディオソースを使う:
    • 複製、またDefault Audio Sourceオブジェクトをシーンにドラッグします。
    • VRC Spatial Audio Sourceコンポーネントを外します。
    • 音量を0.01に設定します。
    • オブジェクトの位置を-999999など、ワールド自体からすっごく離れた場所に移動します。
    • VRC AVPro Video SpeakerコンポーネントのVideo Sourceを、AVProプレイヤーモジュールに設定します。
    • AVProプレイヤーモジュールを選択し、Primary Audio Sourceを新規作成したオーディオソースに設定します。

LTCGI

VizVidはLTCGIに対応しています。

v1.3.2から、VizVidはワンクリックで、LTCGIとの統合が可能になりました。 事前にVizVidのスクリーンを配置、LTCGIマニュアルに従い、LTCGI Controllerをシーンに配置すると、LTCGIのインスペクターに、「Auto-Configure XXX」が表示されます。
「XXX」の名前とプレイヤーオブジェクト名前の一致 (複数プレイヤーが存在する場合) が確認できると、ボタンを押して、LTCGIが映像を受信します。

Built-in screen使用しない場合、ワンクリック機能の動作が出来なくなる可能性があり、手動でLTCGIスクリーンを追加することができます。

対応シェーダーを使用するため、反射オブジェクト、スクリーンの明るさやシャドウマップ(任意)を調整する場合があります。それぞれに対して、各自のマニュアルご参照ください。

VizVid v1.3.1以前、また他の事情で上記の方法で統合出来ない場合、Meterialフォルダーにある、LTCGI Controllerに映像入力するためのカスタムレンダーテクスチャ「VideoCRT」を、VVMWオブジェクト、Coreの「Add Video Screen Target」にドラッグアンドドロップし、統合を行ってください。

YTTL

YTTL (動画タイトル表示) はureishi様が製作し、CC0ライセンスで使用させて頂いており、有名なサイト (YouTube・Twitch・ニコニコ動画・SoundCloud) からタイトルを取得し、プレイヤーに表示するプラグインです。VizVidは公認対応版のYTTLをご用意しましたが、有効化するには、いくつかの手順が必要となります:Unityヒエラルキーにあるプレイヤーオブジェクトを右クリック、VizVid > YTTLを選択します。

Topaz Chat / VRCDN (他のストリーミングサービス)

VizVidはTopaz Chat、VRCDNなど、様々なストリーミングサービスに対応していますが、別々のプレイヤー同時に配信視聴モードに入っていくと、ワールドのパフォーマンスが低下になってしまい、同期関連の問題も発生しやすくになりますので、以下の手順に従い設定を行ってください:

  1. AVProモジュールに「Use Low Latency」を有効化。
  2. ヒエラルキーにあるプレイヤーオブジェクトを選択。
  3. 「Edit Playlists...」ボタンをクリック。
  4. 左側の「+」ボタンをクリック
  5. プレイリスト名を入力
  6. 右側の「+」ボタンをクリック
  7. 以下の情報を入力:
    • Title:タイトル情報を入力。(ストリーミングキーを共有したい場合、こちらに入力することがおすすめします。)
    • Topaz Chat用URL<Key> 情報をストリーミングキーに置き換えます。
      • URL (PC)rtspt://topaz.chat/live/<Key>
      • URL (Quest)rtsp://topaz.chat/live/<Key> PC用リンクと違い、Quest版 (また他のAndroidクライアント)はRTSPTプロトコルに対応しないの対策です。
    • VRCDN用URL<Key>情報をVRCDNから提供したストリーミングキーに置き換えます。
      • URL (PC)rtspt://stream.vrcdn.live/live/<Key> (VRCDNから提供したRTSPT URL)
      • URL (Quest)https://stream.vrcdn.live/live/<Key>.live.ts (VRCDNから提供したMPEG-TS URL)
  8. メニューから「Save」をクリック。
Note

この方法VizVidから永久の保証はできませんので、ストリーミングサービス業者のマニュアルを事前に読んでください。

ワールドにいるユーザーが配信を行いたい場合、プレイリストにあるストリーミングキーを使って、配信することができます。